みかんのグレード、等級の実際
みかんは色的には赤>青>緑です。
これは伊予柑もそうなのですが
りんごだと青>赤になります。
みかんの等級は大体次の通りです。
秀
優
○(良品)
無印
赤秀と青秀があれば赤秀の方が上です。
赤の優、青の優
赤丸、青丸、緑丸となります。
無印は何も記入されてません。
産地によっては特選とかもあります。
ただ「秀」といっても単純に良いとは言えません。
当然同じ「秀」でも産地によって違ってきます。
良い産地の無印はそこそこの産地の赤秀より良いということもあります。
お客様が「秀」とか「優」を意識するのは
みかんの箱売りコーナーで
おなじ産地のものがたくさんある中で
「秀」のほうが色がいいとか
色がいいから味もいいだろう
それで値段はどうなのか
という感じで気にされたらよいと思います。
青果の担当者も
同じ産地で同じ選果場のみかんで
色がいい秀だといくら、色があまり良くない優だといくら
という感じで意識します。
違う産地のみかんの「秀」と「無印」は基本的に比べることはできないと思います。
あくまでも、その産地の中での相対的な評価ですので。
上記の事は一つの選果場で分けられるものですが
青果担当者としては
グレードの高い産地とかいう見方もあります。
愛媛、佐賀、和歌山どこの産地が良いか。
ちょっとこれだけだとなかなか分けられません。
一般的には
「愛媛は酸味と甘みが程よくコクがあります」
「佐賀は酸味が少なく、甘み中心です」
という説明のしかたをするときがあります。
これは一般的で
もちろん愛媛の中でも酸味が少ない産地のものや
佐賀でも酸味もある産地のものもあります。
愛媛産の中では
以前は「赤箱」が良いという時もありました。
最近では「西宇和」の茶箱が良いです。
しかし青箱も最近では酸っぱいのが嫌いな方にはおすすめです。
西宇和の中でも
真穴とか川上選果場が良いとかあります。
西宇和の中でもグレードの高い選果場といってもいいかもしれません。
ただこうしたことは
その年に限ったことで
年々研究が盛んなので
来年はどうだかわからなくなるかもしれません。
去年のように全体的に糖度が高い年は
そこそこのみかんならどこでも良いみかんで
今年のように全体的に糖度が低い年は
糖度が少しくらい良い程度ではだめで
抜きんでるくらいでないと良いみかんといえないということもあります。
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