FC2ブログ

青果担当者ブログ~やおやの日常そして野菜と果物の目利き

日記と素人でもわかるみわけかた~旬と収穫期によるレシピ~きゅうり、とまと、みかん、りんご

切ったら梨の中身が茶色かった。外見は大丈夫なのにということの原因

お店で「これ、うまいよ! 今日、入荷したばかりだからね! 見てみな、きれいでしょ」と言われて買ったもの
確かに外見はきれいな色や形をしてるのですが
中身が茶色かったり、黒色であったり、茶褐色であったりする部分があることがあります。
滅多にはないことなんですがね。
傷んでない部分を食べても、言った通り「うまい」と思います。
これは高級な梨にも起こりえることで
「規格外品」でも、「この梨は芯が茶色変色してます」と最初にことわりがない限り返品の対象になると思います。

「原因」と「食べられるか」と「返品返金できるか」を話していきたいと思います。

20190917.jpg

201909171.jpg


原因としては3つあります。
病気、虫害、劣化
普通の人からみたらどれにあたるのだか
区別がつけにくいと思います。
病気と虫害の違いは
虫害の方が、糞や虫の死骸など「ジャリジャリしたもの」があるという点。
劣化は全体的にうっすらと茶色になる。
という感じでしょうか。

病気というはの「芯腐れ病」。
胴枯病菌によって引き起こされます。
たまに芯かお尻の方から汁がでてきて発見されることがあります。
生産者の方なるべく発症しない栽培や
発症部分を切り取ったりする対策をしてます。

虫害は2つあります。
果肉の外から入り込む。
花の状態から入り込み残ってしまう。
外から入り込む「シンクイムシ」については
拙ブログで紹介済みです。
よくみると穴があいてたりするので
これは防ぎようがあります。

劣化。
これは店側で「売れ残った」か
お客様で放置されたか。
これは外見でわずかにわかります。
ちょっと「しなっ」としてる。
外見はイタミとか腐れはないですが
中を切ると、切ったそばから
「切って放置したら薄茶色になった」
という状態になってます。

花の状態から入り込み残ってしまうものは
梨を複数個買ったうち、大概一つくらいしかないと思います。
たとえば1箱かったら「ほとんどそうだった」というのは
病気かシンクイムシだと思われます。
病気といっても、一つの木の梨全部が発症したり
部分的に発症したりとかあります。
ムシクイも同様。
だから普通の人ですと、どれが原因だかわかることは難しいです。

さて、食べられるか
でも、まず発見したら「返金返品」するのが賢明です。
黒色茶色い部分は食べない方がよいです。
そうでない部分は、今のところ食べたら被害があった報告は聞いてません。
黒色茶色い部分を食べたら、
それは虫や病原菌を食べたことと同様なので
どうなのかは虫や病原菌の専門家にゆだねるところであります。
ただ茶色いというのは梨のポリフェノールがあらわれたということで
梨の茶色い部分に限ってみれば、梨の成分であるポリフェノールです。

返品返金できるか
買って次の日くらいなら大体できると思います。
「昨日買った梨なんですが、外見は大丈夫でしたが切ったら芯が茶色かったので返品したいのですが」
といえば大体応じてくれるはずです。多くのお店ではこのように対処してるはずです。
ただ担当者によっては
「茶色くない部分は大丈夫ですよ」という人もいるかもしれません。その時は
「茶色いの嫌なので返品してもらいたいです」と言いましょう。
それでも応じなければ、違う段階に移行せざるをえません。
でも基本、応じてくれるので安心してください。
ただ、日数が経つとちょっと微妙になってきます。
そのときは「涼しい所で保存したか」が決め手になってきたりします。







関連記事
スポンサーサイト



[ 2019年09月18日 12:23 ] | TB(0) | CM(0)

4月のりんご

4月りんごは正直ちょっと傷みやすいです。
外側だけだとわからないですが
中を切ってみると
茶色に溶けてる部分があったり
黒くなってる部分があったり
切ったばかりなのに既に薄茶色がかってたり
りんごを切った後、放置しておくと
薄茶色がかってきますよね
あれが切った直後なのにそうなってたりする。
茶色くなってるのは蜜が吸収されずに残り溶けた状態です。
黒くなってるのは芯のカビが多いです。
薄茶色は簡単に言えば鮮度が落ちてしまってる状態です。
リンゴの酸化を抑えるガスがほとんど抜けてしまった状態です。

5月頃出荷されるりんご
発泡スチロールに入って出荷されます。
4月りんごも5月のりんご
去年の秋、11月頃とれたものなのですが
4月くらいまでは、できるだけ段ボールで出荷し
5月分くらいからは発泡スチロールで貯蔵されたものが着ます。
なので発泡スチロールで大事にされたものが来る前の
切り替え時期でもあるので
品質が低下したものが少々混ざってくるのが
この時期です。

切ってみたら、中が変だったというのは
だいたい上記の3種類だと思います。
こうなってたら
大体のお店では返金交換に応じてくれると思います。
レシートは必要です。
この時期はある程度仕方ないので大目に見て欲しいです。
ここら辺を完璧にしなければならなくなると
コストがかかり、りんごの価格も上がってしまうかもしれません。
次にその店に行く時にでも返金をご要請いただけるとありがたいです。
もちろん産地でも、このようなことがなるべく起きないように研究・努力をしてます。
農業の研究でも、どのように育てたらとか研究が日夜されてます。
また、お客様の方で買われた後、数日間環境にもよりますが放置されると
そこで劣化する場合もありますので
買った後、なるべく早めに召し上がっていただければと思います。

関連記事
[ 2016年04月22日 13:46 ] りんご | TB(0) | CM(0)

りんごを切ったら茶色かった

りんごは秋から冬にとれるもので
今、出回ってるりんごは冷蔵庫などで貯蔵してあるものです。
だから今お店に並んでるものは
産地で機械などや抜き取りでチェックはされて
悪いものは出さない努力はされているのですが
全部が全部わかるものではなく
中身を切ってみないとわからないものもあります。

芯が黒かったり
中が茶色く溶けてたり
切ったばかりなのに、切って数時間後くらいに茶色くなったものみたいものとか
中が空洞のもあります。
みんな自然のもので毒性はないので
安全性はあるといわれます。
悪い部分をとってしまえば食べられますが
ほとんどのお店では
返金交換に応じてくれるので
お手数ですが返金交換してください。
申し出ていただいたほうがお店のためにもなります。

一番目の画像が切ってすぐなのに放置してあったりんごみたくなってるものです。
これは内部褐変です。
りんごは長期間放っておくと切ってすぐでも茶色くなることがあります。
品質を落とさないように貯蔵しているのですが
これが何らかの理由で早まったものです。
2番目が茶色く溶けてます。
これは蜜褐変です。
DVC00001_R.jpg
DVC00003_R.jpg

今、日本では「蜜入りりんご」がもてはやされてます。
こうした蜜は12月頃、りんごの果肉に吸収されてしまうのですが
吸収できなく残ったものがこうした障害を起こしやすいようです。
りんごの蜜はソルビトールという糖の一種。
光合成によって果肉に送られてきたソルビトールは、霜などの寒さにあたると蜜になります

一番目の画像のように
切ってすぐなのに酸化してるようなりんご
ポリフェノールが、活性酸素によって、酸化することで褐変するらしいです。
岩手大学の葛西研究員が調べたところ

褐変を助長するみつ部分は、みつがない部分に比べて活性酸素量が多かった。逆に活性酸素の働きを抑制するアスコルビン酸などの抗酸化物質は量が少なく早く消耗してしまい、長期貯蔵の途中でポリフェノールが酸化しやすい状態になっていた。


ということ。
高温の年に起こりやすく
早めの収穫をしてるところもあるようです。

また炭酸ガス障害といって
りんごの出す炭酸ガスがたまることにより
一番目の画像のようになることもあるらしいです。

青果担当者から見たら
入荷が終わりに近づくにつれてこのようなものが見かけられます。
サンふじの段ボール入りが終了する4月頃。
青果担当者としてはなるべく早く「ふじりんご」に切り替えたいです。
ふじりんごはその後発泡スチロールで入ってきます。
そしてふじりんごが終了する6月末~8月。
去年の秋にとれて
貯蔵されて出荷するものですから
気をつけたいものです。

2番目の画像のように
茶色く溶けてるりんご
これは吸収されずにのこっていた蜜が
茶色くなったものです。

また芯が黒いこともあります。
芯カビ病であることもあります。
カビのように黒くパサパサしてるものであれば、そうかもしれません。
黒い部分だけとってしまえば
食べられるようですが
私のところではこのようなものでも
返金交換いたします。
花のときに
ガクにカビが入り込んだことが原因のようです。

つるが割れてたり中が空洞の部分があったりする場合もあります。
生育中の土壌水分の急激な変化と
急激なりんご自身の肥大によりりんごの皮がついていけずに
なる場合があります。


ずいぶん
「私のところではこのようなものでも返金交換いたします」
と書きましたが
「たいていのお店でも返金交換いたします」
と同意だと思っていただければありがたいです。
切って「中が茶色だった」というわけですから
りんごが切ってある状態でもOKです。
ただしレシートが必要です。
担当者側からしたら
「いつ買われたりんごか」
「本当にウチの店で買ったりんごなのか」
という点が大事です。


参考URL
鳥取生協
岩手大学葛西研究員の論文
リンゴ「ハックナイン」の内部褐変と貯蔵期間~中央農業試験場
関連記事
[ 2013年06月28日 09:07 ] りんご | TB(0) | CM(0)
スポンサー
スポンサー
スポンサー
最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

プロフィール

yaoyoshi

Author:yaoyoshi
パソコン好きな
八百屋の店員
S40年代
埼玉中部より
北関東周辺からみた青果物
日記もあり

twitter
ちょっとした質問など twitterにどうぞ!!
Face book
タグ

産地 見分け方 買うときのポイント 栽培 交換 返金 11月 鮮度 収穫期 糖度 変色 おいしい レシピ  品種 5月 安全性 返品 収穫 地場 売り方 4月 新物 茶色 楽天 極早生 保存 SKU 中生 野菜 サイズ  ハウス 春野菜 美味しい やわらかい 苦い 生理障害 生食 とう立ち ブランド クレーム こだわり サラダ 原産地 追熟 売場 苦味 初夏 甘い 10月 レンジ 涼味 露地 早生 下ごしらえ おすすめ マルチ栽培 褐変 入り数 黒色 選果場 保存方法 黒箱 カビ ダイエット 栄養 渋抜き 用語 トンネル 植え付け 輸入物 そのまま食べ 旨味 JA 原因 晩生 今一番 種まき リコピン 赤箱 あくぬき グルタミン酸 障害 作型 りんご 6月 ククルビタシン 1月 端境期 年間 うまみ 黒い点 黒い 糖化  とうもろこし 事例 焼き芋 アク抜き 特選 浅漬け グレード 等級 簡単 酸味 業務メモ 食べ頃 うまい 個数 青島みかん 灰汁抜き 柑橘類 きゃべつ 食感 ビターピット トマト とまと GW 田植え きゅうり キュウリ 南瓜 ブルーム 胡瓜 管理 白菜 知識 水分 品質 大根 とうが立つ ピーマン 切り替え ファスト おやつ代わり おつまみ 偽装 かたい    ゆで方 種類 さつま芋 ほくほく 幸水 ようてい大根 新もの 果点 れんこん 漂白 メロン 無漂白 農薬 豆類  担当者 蜜入りりんご 褐色 ブロッコリー スポット 傷んだ 傷み 誤解 誤表示 中身が透明 宇和島 ナリンジン 腐り 苦情 クリスタル症 撰果場 ゴマ症 徳用袋 品揃え メモ 徳用 展望 今一番おいしい果物 虫の追い出し方 ししとう 雨よけ 板ずり あく抜き えぐ味 index 糖質 灰汁 アク 赤土 未熟 高級 違い ピーク 起源 イヌリン 盛りかご お盆 おいしい時期 基本 ホクホク 干芋   良品  高い トリミング 熟度 無印  行事 新鮮 トウ立ち 皮が浮いてる  三ケ日 2月 硫化アリル 中身 低温 オリーブ油 秋冬 春夏 埼玉 オリーブオイル モツァレラ 値段 リコペン 茶褐色 ポリフェノール アントシアニン 価格 カロチン カプレーゼ みかん アミノ酸 薄茶 方法 放射線状 休眠期間 美味しい時期 エチレンガス MA包装 CA貯蔵 9月 サン フードパック 仕事 低温障害 高温障害 蘇生 過多 ゆで時間 歴史早生 酸度 時間 熊本 贈答品 冷蔵庫 果肉 実の色 新聞紙 玉売り ゆでかた 茹で方 うるみ果 期間 寒い 高値 ばら色カビ病 しびれ ピリっとする 内部黒変 斑点 塩もみ 料理 エチレン もも 促成栽培 抑制栽培 作り方 漬け方 モモ 梅酒 1個売り 夏ねぎ 抗酸化 果肉褐変 ストレス 成功例 安値 予措 相場 西宇和  抑制 不足 促成 砂地 甘み 意味 特徴 硬い  虫食い   ダイコン 生理現象 だいこん アルコール 炭酸ガス 安口 薄い チップバーン カルシウム 種有り 種無し 贈り物